【サッカーファンにおススメ】4月に行く欧州サッカー観戦@スペイン、イギリス その2からの続きです。
チャンピオンズリーグ準決勝2nd leg@エミレーツスタジアム
アーセナルvsマンチェスター・ユナイテッドの試合を見たいので、アーセナルのホームであるエミレーツスタジアムへ向かいます。最寄駅はアーセナル駅。
駅名、良いですね、テンションあがります。
アーセナル駅へ向かう地下鉄の車内で、ファン(フーリガン?)がはやくもチャント(応援歌)を歌い出します。ひとり、ボス的な人が歌いだすと、その周りの人たちも続々と歌に参加します。そのまま歌いながら駅のホームへ降り、改札を抜け、駅の外へ出るさまは、まるで映画の1シーンやスポーツメーカーのCMを見るようで、まさにUKって感じで、僕はいたく感心してしまいました。
スタジアムへ向かう道中も雰囲気抜群です。
チケット窓口へ行くも、もちろんソールドアウト。
窓口近くにいる人に聞くと、チケットが高い!軒並み5万円以上します。試合開始時刻が近くなれば値が下がってくるだろうと、ギリギリまでねばりますが、一向に値が下がりません。すごく見たかったのですが、泣く泣くあきらめ、スタジアム近くのバーでテレビ観戦することにしました。
このバーも雰囲気があり、マンUの選手がちょっとでもラフプレーしようものなら、みなさん汚い言葉で罵ります。この雰囲気を体感できたのは怪我の功名でした。
試合は2-0でマンU勝利。決勝進出。場が荒れるかな、とちょっと懸念しましたが、そんなこともなかったです。ただ、試合後の混雑対策なのか、最寄駅が使えず(警察が入り口を封鎖しています)、遠くの駅まで歩かなければいけなかったのが、ちょっとつらかったです。初めての土地で暗い夜道を歩くのは何かと不安だしドキドキしました。特に危険な目にあこともなく、帰る方向の地下鉄が走っている駅に到着し、ホッと一安心。
チャンピオンズリーグ準決勝2nd leg@スタンフォードブリッジ
地元の人に聞いたのですが、ロンドンにいくつかあるクラブチームのうちダントツ1番人気はアーセナルだそうです。曰く、クラブチームの成り立ちや歴史により、労働者階級がアーセナル、中産階級がチェルシーを応援する傾向があるとのこと。
そのほか、ロンドンには、トットナム、ウェストハム、クリスタルパレスなど、クラブチームがたくさんありますね~
チェルシー戦ならチケット取れるかも~
と淡い期待を抱き、チェルシーの本拠地、スタンフォードブリッジへ向かいます。
こちらも熱気ムンムンです。
当然、チケット窓口ではソールドアウト。周りを見渡します。何人かいます。
お、バルサ側の席のチケット。
しかもほかの人の言い値より幾分安い。
アウェイ側の席だからかな。
バルサファンの僕にとっては願ったり叶ったりなので、価格交渉のうえ、こちらで購入。
当時のレートで4~5万円ぐらいだったと思います。
定価よりだいぶ高いけど、ビッグゲーム&バルサ側の席なので、まあ良しとしましょう。
興奮しつつ、アウェイ席へ向かいます。
席に着くと、当然スペインからの遠征組だらけ。観光客っぽい人は見かけません。
当時のチェルシーは、テリー、ランパード、バラック、ドログバ、エシアンなど、フィジカルの強い名選手揃い。いかにもイングランドのクラブチームだな、ってかんじです。
1戦目は守備に専念して0対0に持ち込んだチェルシー。しかし、2戦目は堅守からのカウンター攻撃でバルセロナ陣内深くに攻め込みます。すると、前半の早い時間にエシアンのゴールで先制。一方のバルサは1戦目同様にチェルシーの堅い守備網を崩しきれずに90分間ゴールを奪えず。。。
ところが、もはや勝負が決したかと思われたロスタイム、イニエスタの放った、ノーステップの難度の高いミドルシュートがチェルシーゴールに突き刺さる!
スコア1対1。
アウェイゴール数で上回ったバルサが決勝進出!
エシアン、イニエスタ、両方得点シーンともにアウェイ席側でしたので、とてもラッキーでした。
マドリードに続き、ここでも幸運に恵まれました。
帰りの地下鉄車内。興奮したバルササポがチャントを歌い出したら、地元の乗客に「shut up(黙れ)!」と一喝される。ここはアウェイ、ロンドン。空気を読んでおとなしくなりました。
おわりに
合計2週間ぐらいの旅程でした。観戦した3試合のうち2試合がバルサの歴史に残るような試合、という幸運に恵まれました。旅行とサッカー観戦は親和性が高くておススメです。
欧州の主要なスタジアムでは、スタジアムツアーなどが催されているので、様々な角度からクラブチームを体感できるかと思います。また、チャンピオンズリーグと各国リーグが佳境に入る4月、5月あたりは、シーズン当初から徐々に醸成されてきた組織が円熟期を迎え、名勝負が生まれやすいので、観戦にはもってこいだと思いますよ。
おススメです。
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