学生のときサッカー部だった僕にとって、日本で行われるトヨタカップ(現FIFAクラブワールドカップ)は、年に一度のお楽しみでした。特にオランダトリオ擁するACミランの、華麗なパス回しと強固なディフェンスは強烈に覚えています。
一度は本場のサッカーを見てみたい。ついでに砂漠も見てみたい。
旅行の準備
例によって、沢木耕太郎氏の名著「深夜特急」で気分を高めます。
プラス、映画「The Sheltering Sky」でさらに気分を高めます。
航空券は、前回同様アクロスで手配(現在はHISに吸収合併)。今だったらスカイスキャナー
やSkyticketなどでサクッと取れますね~
宿は決めずに現地で見つけることに。今だったらAgodaやExpediaなどでサクッと取れますね~
ガイドブックは地球の歩き方。より詳細な文字情報が欲しい方はロンリープラネットもありますね。
当時はありませんでしたが、今ならWifiレンタルしておくとスマホで地図が見れるので便利ですよね~
あと、楽天プレミアムカードに申し込んでプライオリティパスを取得しておくと、海外空港ラウンジを使用できるのでおススメです。
カサブランカ
経由便の方が安かったので、モスクワ経由のアエロフロート航空で。成田→モスクワ便は快適だったのですが、モスクワ→カサブランカ便が凄かった。機材は、ボーイングやエアバスではなくロシア製のツポレフとかイリューシン(どちらだったかは失念)、シートは結構な数壊れて万年リクライニング状態、客室乗務員はゴルゴ13的いかついオジサン。接客は意外と丁寧なのはうれしい誤算。
深夜、モロッコのカサブランカ到着。日本人の方が何人かいらっしゃったので、一緒に乗合タクシーに乗り、中心部へ。
初めて訪れる地で、空港からセントラルへ向かう時間って、なんか良いですよね。見たことのない風景に心奪われる感じとか、嗅いだことのない匂いに敏感になる感じとか。この日は遅かったので、近くの食堂で夕食をとり、宿のドミトリーで就寝。
マラケシュ
日本人の皆さんと別れ、それぞれの旅先へと向かう。バスでカサブランカからマラケシュへ。
とにかく異国感が半端ない。遠くに来てしまったなぁ、という感覚。あと、乾燥により汗が流れずに気化するので、自分の体が乾いているのかどうか、慣れるまで判断が難しい。あまり水分補給せずにガンガン歩き回ったせいか、体調を崩す。一日中、宿でうんうん唸る。食欲も無いし、何もする気力が出ないし、あれはつらかった。以降、水は常に持ち歩き、こまめな水分補給を心がける。
ワルザザード
バスでマラケシュからワルザザードへ。アトラス山脈を越えます。
ワルザザードでは近郊のアイット・ベン・ハドゥへ。
「グラディエーター」や「ハムナプトラ」など数々の映画の舞台となった集落です。今でも数家族住んでいるそうです。
ティネリール
バスでワルザザードからティネリールへ。
自転車でトドラ渓谷に行きました。
道中にオアシスが見えました。緑と茶褐色のコントラストがきれいです。
メルズーガ、サハラ砂漠
バスでワルザザードからメルズーガへ。メルズーガで四駆に乗り替え、砂漠へ。砂漠の縁まで行き、そこでラクダに乗り換えます。ラクダで砂漠の真ん中にあるキャンプ場へ。
砂漠の景色は圧巻。
昼は暑かったけれど、夜は急激に冷え込みます。ここで体調を崩し、食事があまり喉を通りませんでした。メジャーなミネラルウォーターが二種類あって、ひとつが硬くて口に合わなかったな。もうひとつの方「Sidi Ali」をおすすめします。
フェズ
砂漠を満喫した後は、メルズーガに戻り、夜行バスでフェズへ。
旧市街は迷路のよう。地図を見ずにガンガン歩いていたら、案の定迷いました。半ベソかきながらなんとか宿へ戻りました。
シャウエン
バスでフェズからシャウエンへ。
青くて、白くて、写真映えする町です。
セウタ、アルヘシラス
バスでシャウエンからセウタへ。
セウタはスペイン領なので、パスポートコントロールを通り、スペイン入国。フェリーに乗り、ジブラルタル海峡を越え、対岸のアルへシラスへ向かいます。
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